自分史の製作には昔のエピソードが必要不可欠です。
しかし、「昔のことを思い出せず困ってしまった」というお話をお客様からお伺いすることがしばしばあります。
お客様ご自身では思い出すことが難しいことでも、いくつかの思い出アイテムの力を借りることでエピソードを思い出すきっかけになります。
今回は「昔のエピソードを紐解く思い出アイテム」についてご紹介いたします。
■エピソードを思い出すお助けアイテム
エピソードを思い出すきっかけとなるアイテムは以下の3種類です。
1.年賀状や手紙など、大切な人からもらったもの送ったもの
年賀状は年代ごとの交友関係を振り返ることができます。ただ、全ての年代を保管している方は少ないと思います。
ですが、初めて出した年賀状は誰だったのか。
その人はあなたにとってどんなだったのか。(ご友人なのか、保育園の先生なのかなど)その人とどんなことをしたのか。(どんな遊びをしたのか、何が楽しかったのかなど)
年代ごとに断片的でも掘り下げていくことで、少しずつでも思い出すことができます。
手紙も年賀状同様に送ったこと、受け取ったことがあるのではないでしょうか。
現在はお手元になくても、嬉しかったりドキドキしたお手紙や年賀状の思い出はありますか。
2.日記やアルバム
日記やアルバムは当時の記憶や気持ちが残されています。
ですが、日記を長くつけていない方も多いと思います。
その場合、古い手帳もおすすめのアイテムといえます。また、昔使っていたパソコンや携帯電話の中にあるメールも思い出を掘り起こすには有効です。
アルバムは写真の整理をしつつ、見返してみてください。新たな発見があることも。
3.好きだった音楽
音楽も当時のことを思い出すには有効です。
思春期に流行っていた音楽、好きだった音楽は思い入れが深いものほど大人になった現在でも耳にしただけで当時の記憶がよみがってきます。
もし、当時聴いていた音楽があれば一度探してみてください。ご自宅にない場合はインターネットで検索をするとすぐに聴くことができますよ。
■家から外に出てエピソードを思い出す
自宅の中だけではなく、外に出ることで忘れていたことを思い出すきっかけにもなるのでおすすめです。
ですが、外に出ると言っても目的なしに出かけていてはエピソードを思い出すのは難しいと思います。
そこでおすすめの訪問先を3つご紹介します。
1.同時のあなたを知る人を訪問する
お助けアイテムとしてご紹介した年賀状や手紙、日記やアルバムなどで当時の交友関係を思い出すことができたら、その方々に連絡を取り、会いに行ってみてください。
ご友人や当時の同僚、ご親戚の方など、あなたと親しくしてくださった皆さんと当時の話に花を咲かせることで忘れていたことを思い出すことができるでしょう。
その際は「自分史を作るのであなたと思い出話がしたい」と、一言添えて。
2.思い出の地に足を運ぶ
実際に通っていた保育園(幼稚園)や学校、勤めていた会社に足を運ぶこともおすすめです。
通学をゆっくり歩くことで学生時代の甘酸っぱい記憶がよみがえることもあるかもしれません。会社前まで行ってみることで当時の緊張感や達成感を思い出すことも。
3.図書館で当時の新聞を見る
図書館では縮刷版といって、当時の新聞がサイズを縮めたものを読むことができます。
子どもの頃の新聞を読むことによって、その当時で理解できなかったことや新しい発見があるかもしれません。
■まとめ
人は生きていく中でたくさんの方と関わり、今があります。
思い出も大切な方と一緒だったから作れたこともあると思います。
1人で思い出すことができなかったことでも、アイテムや当時を知る方のチカラを借りることで思い出もよみがえることも。
思い出すことができず、煮詰まっている方はここで一旦、頭で考えることをやめ、アイテム探しや思い出の地巡りなど、思い出探しの旅へ出かけてみましょう。