自分史は作者となるあなたのこれまでの歩み、軌跡を形にするものです。
大切な歩み、軌跡を「余すところなく記載しなくては―」と気負ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、気負うことで制作がスムーズに進まなくなることも。
そこで今回は初めて自分史を制作させる方へ「自分史制作マニュアル」をご紹介します。
■ 自分史制作マニュアル
制作マニュアルを順を追ってご紹介します。
1.制作前に確認すること
自分史を作るにあたり、作る目的や意義の確認が必要です。
- 家族への思い出の共有
- 後継者に引き継ぐため
- 自己分析や発見のツール
- 人生の振り返り など
2.制作前に準備すること
準備することは、以下の3項目です。
- テーマ設定:自分史の中心となるテーマを何にするのかを決定します。(人生の転機・家族との思い出・キャリアの軌跡 など)
- 素材収集:思い出を掘り起こす目的や、自分史に載せるために資料を集める。(写真・手紙・日記・年表 など)
- 構成の計画を立てる:自分史をどのように展開していくのか計画を立てる。(時系列・テーマ別・章立て など)
3.制作を始める
制作では、以下の工夫をしてみましょう。
エピソードの掘り下げ:あなたの印象的なエピソードを具体的に表現、当時の感情や背景を伝える。
写真や年表などの活用:素材収集で集めた写真や年表などの思い出の品を活用し、読者が読みやすいようにする。
4.未来に向けて
自分史は主にこれまでの軌跡を載せるものです。そこに、未来に向けたものも載せることで、エピソードに深みが増します。
未来へのメッセージ:家族や後継者など、次世代に向けたメッセージを入れる。
家族や友人の視点を取り入れる:作者本人だけでなく、家族や友人などの第三者の視点を加えることで、エピソードがより鮮明になります。
■ 初めて自分史を制作される方へ
上記を踏まえて、初めて自分史の制作される方に「制作のポイント」を7つお伝えします。
1.完璧を目指さない
自分史制作では、完璧を目指さないようにしましょう。
全てに対し、完璧にまとめていると疲れてしまうことも。最初はメモ書きや短いエピソードからまとめていきましょう。
2.タイムラインを作る
点と点のみで人生を振り返るのではなく、年代ごとにざっくりと整理してみましょう。
時系列で振り返る「タイムライン」を作成することでスムーズに振り返ることができ、おすすめです。
方法 1:幼少期→学生時代(小・中・高・大)・社会人・結婚後など大きく時期を区切る。
方法 2:年表に具体的な出来事をメモする。(○年:入学 など)
3.エピソードは具体的に
自分史制作には読み手がイメージしやすいようにエピソードは具体的に表現しましょう。
例えば、「どこで」「何を」「どのように感じたか」を細かく表現することで、内容が鮮明になり、読者もエピソードに入り込むことができます。
4.誰に読者になってもらいたいのか
家族や友人など、完成時に誰に読者になってもらいたいのかをイメージしてみてください。
イメージすることで、伝えたいことが明確になります。
■ まとめ
自分史はあなたの軌跡を表現するものであり、未来のあなたやご家族、ご友人へのプレゼントです。
制作には、エピソードや写真などの素材収集が必要です。それには、手間も時間もかかることかもしれません。
しかし、出来上がれば唯一無二の1冊。始めからエピソードを詰め込みすぎず、あなたのペースで進めてください。
1人では、なかなか進まない場合は私たち ”オリーブの冠” がお客様に寄り添いお手伝いいたします。
オリーブの冠では、あなたや大切な方々の思い出、そして感謝の気持ちを形に残すお手伝いをいたします。
「自分史を作りたい」「大切な人への贈り物として残したい」といったご希望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。