近年、「生前葬」という形で自身の節目を迎える方が少しずつ増えています。
自分がまだ元気なうちにお世話になった方々へ感謝を伝えたい、人生の振り返りをしたい、そして自分の想いを直接届けたい。
そんな思いから企画される生前葬は、本人だけでなく参列者にとっても特別な時間になります。
その中で「自分史を配る」というアイディアはとてもおすすめです。
今回は「生前葬に自分史を配る際に工夫できること」についてご紹介します。
■生前葬で自分史を配る意義とは
1.感謝の気持ちを伝えられる
生前葬は参列者に「ありがとう」を自分の言葉で直接伝えられる場です。
自分史を配ることで、言葉だけでは伝えきれない感謝の想いや思い出を丁寧に残すことができます。
参列者にとっても、カタチとして手元にあることで文章や写真を通じてじっくりと人生を振り返る時間になります。
2.自分の歩みを共有できる
自分史は、その人の歴史そのものです。
家族や友人、職場の同僚でも“知らなかった一面”に触れることがあります。
自分史を配ることで参列者同士の会話のきっかけにもなり、その場の雰囲気を温かくすることができます。
3.記憶に残る贈り物になる
生前葬は一度きりの大切なセレモニーです。配布された自分史は、参列者が持ち帰り、後から読み返すことができる“カタチある記念品”になります。
写真アルバムやスピーチなどとは違い、冊子として残ることで、その人のことを長く記憶にとどめる助けにもなります。
4.想いを未来に届けられる
自分史は、過去をまとめるだけではなく“未来への願い”や“次世代に託したい想い”を綴ることもできます。
生前葬の場で共有することで、参列者にとっても大きなメッセージになります。
■配る自分史の工夫
生前葬の場で配布する自分史は、通常の自分史よりも「読みやすさ」「わかりやすさ」「運びやすさ」が大切です。
通常のように文章量が多く、分厚い冊子では参列者にとって負担になることがあります。
工夫ポイントは以下の通りです。
分量はコンパクトに:A4サイズの8~12ページ程度、または写真入りのリーフレット形式
人生の大きな節目に絞る:幼少期・青春期・結婚・仕事・趣味・家族への想いなど、要所を押さえる
写真を活かす:文章だけでなく、思い出の写真や昔のスナップを添えて温かみをアップ
「ありがとう」の言葉を中心に:参列者に伝えたい感謝のメッセージを入れると、より心に残る
■自分らしさを表現する
生前葬で配布する自分史は、単なる年表や事実の羅列(時系列)ではなく「自分らしい物語」であることが大切です。
失敗したことや苦労したこともあえて記しておくことで、読む人の共感を呼びます。
■まとめ
自分史の配布は、あなたの人生の総まとめであり、感謝の贈り物です。
自分の歩みを残すことはもちろんですが、あなたと人生を共にしてきた周りの方々に「あなたのおかげで今の私がいます」と伝えるかけがえのない機会です。
生前葬での自分史はあなただけでなく、参列者にとっても単なる自分史ではありません。あなたの想いの詰まった“心の記録”。
作り方に正解はありません。あなたらしい表現で作ってみてください。
制作に疑問や不安なことがあれば、どんな些細なことでも「オリーブの冠」へお問い合わせください。
あなたと二人三脚で制作をお手伝いさせていただきます。
オリーブの冠は、あなたと大切な方の思い出を形にするお手伝いをいたします。
「自分史を綴りたい」「大切な人への贈り物として残したい」―― その想いを大切に、一冊の物語に。
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