年齢を重ねていくほど、「あの頃の自分とは変わったな」と感じる瞬間が増えてくることはありませんか?
考え方や価値観、好きなことや優先順位など。同じ「自分」でも、昨日と今日では少し違っていたりします。
そんな‟変わっていく自分”をどう受け止めていくのか。その姿勢が、これからの人生をより豊かにする鍵になります。
今回は「変わっていく自分を、楽しむ」についてご紹介します。
◆ 小さな変化に気づくこと、それが成長の証
こんなことはありませんか?
若い頃は「失敗しないように」と慎重だった人が、今では「挑戦してみないとわからない」と思えるようになっていたり。
以前は当たり前に感じていたことに、今は感謝の気持ちを持つようになったり。私たちは日々の経験を通し、少しずつ変化しています。
しかし、その小さな変化は意外と自分では気づきにくいもの。その理由は、変化はいつも‟ゆっくり”やってくるからです。
毎日見ている鏡の中ではあまり違いが分からなくても、数年前の写真を見返した時に「こんな表情してたんだ」と気づくように、内面も時間をかけて形を変えていきます。
◆ 自分史は、変化を可視化するツール
「変わっていく自分」を見つめるきっかけになるのが、自分史です。
自分史というと、「過去をまとめるもの」の印象が強いのではないでしょうか。
しかし、自分史は、変わり続ける自分を受け止め、未来につながるための記録でもあります。
過去の日記や手紙、写真、当時の気持ちを書き留めたメモ。
それらを振り返ることで「昔の自分」と「今の自分」の違いを知ることができます。
例えば、以前は苦手だった人との関わり方が、今は自然とできるようになっていることはありませんか?
昔の悩みごとを読み返してみたら、「こんなことで悩んでいたんだ」と微笑ましく感じることがあるかもしれません。
それは、時間とともに変化した、あなたが成長した確かな証です。
◆ 変化を恐れず、楽しみに変えていく
変化というと「昔の方がよかった」と懐かしむ方も少なくありません。
ですが、過去に戻ることよりも、‟今の自分”を楽しむこともとても大切です。
なぜなら、今のあなたは過去のあなたが経験してきた全てが積み上げてきた唯一無二の存在だからです。
うまくいかなかった時期も、悩んだ時間も、その全てが‟今のあなた”をつくってきた大切なピース。
変わることを恐れてしまうのではなく、「こんな風に変わってきた自分って面白いな、素敵だな」と感じられるようになると、毎日が少し軽やかになります。
◆ 自分の変化を記録するという楽しみ
自分史づくりは、‟変わっていく自分”を記録する楽しみでもあります。
立派な文章でなくても、日々の気づきを少しずつ書き留めていくだけで十分です。
「今日はこんなことを思った」「あのときの考え方が変わった」など、小さな言葉がやがて大きな自分史のページになります。
未来の自分がそれを読み返したとき、「この頃の私はこんなことで悩んでいたんだ」「だから今の私がいるんだ」と感じられるはずです。
◆ まとめ―自分の変化を記録することを楽しもう
自分史は、過去を整理するためのものだけではなく、‟今を生きる自分”を認め、未来へとつなげていくための道しるべです。
変わっていく自分を否定せず、受け入れて楽しみながら生きる。
その姿勢こそが、人生をより豊かにしていきます。
今日の自分も、明日の自分も、きっと少し違う。
その違いを感じながら生きることが、「変わっていく自分を、楽しむ」ということにつながっていきます。
「自分史を綴りたい」「大切な人への贈り物として残したい」―― その想いを大切に、一冊の物語に。
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