自分史を製作される理由は十人十色。
大切な誰かの大切な記念に贈られる方から、ご自身のこれまでの人生の振り返り用として製作される方など様々です。
その中でもご自身のお葬儀の際、ご家族やご親族の方といった近しい方に自分史を渡したいと製作を検討されるお客様もいらっしゃいます。
今回は「お葬式で配る自分史」についてご紹介します。
■自分史とお葬式
お葬式では生前の故人を思うと、寂しさや悲しさなど、ネガティブな印象があるのではないでしょうか。
自分史には、人生を振り返るだけではなく少しでもネガティブな気持ちから前を向けるよう、背中を押す役割を持っています。
お葬式で自分史を配ることは、他者を思う心配りが形となったものです。
■お葬式で配る自分史はラストレター
自分史の活用には、もう一つの ”意味” が込められています。
お葬式での自分史の役割には、Last letter(ラストレター)として、最後の思いを記すこと。
- ご家族に直接言えなかった感謝
- ご親族との心温まる思い出エピソード
- 時には、あの時伝えられなかった「ごめんなさい」
- これからこんな風に過ごしていってくれたら嬉しいなど未来を歩まれる方々への思い など
本来であれば、生前に伝えることが残された方々にとって望ましいことですが、照れ臭くて生前では伝えることができない方は、ラストレターとして思い記してみてください。
思い出のお写真と共に一人一人に向けて、ラストレターを残されるのもご家族やご親族にとって前向きな気持ちになるのではないでしょうか。
■エンディングノートとして
自分史をお葬式で配ること以外にご家族に残す方法として ”エンディングノート” があげられます。
エンディングノートといえば、亡くなった後にご家族やご親族の方が困ることのないよう、必要な項目をまとめておくもののことを言います。
例えば…
- 財産系(預貯金・保険)
- 遺品整理について
- お葬儀についての希望 など
お元気な時では、ご家族になかなか話すことができない場合、人生の振り返りと共に自分史へまとめて伝えられます。
■自分史は自分と向き合う場所
自分史には様々な活用方法がありますが、一番は ”自分と向き合う場所” ではないでしょうか。
普段の生活では自分と向き合う時間を取っている方はあまりいらっしゃらないと思います。
自分史として形にしていくことで
- 自分とは何か
- 誰かに伝えたいことはなにか
- 忘れていた大切なことはないのか
- 忘れたくない思い出はなにか など
大切なことに気が付くきっかけになります。
■まとめ —自分史は想いを紡ぐこと―
お葬式で配る自分史には、想いを紡ぐ目的が隠されています。
言葉にできなかったことを記し、残された方々へ想いを文字にして紡ぐこと。
これまで自分と向き合い、生前では伝えることができない(できなかった)ことをラストレターとして、思い残すことのないよう、大切な方々に思いを馳せながら自分史として形に残してみませんか。
オリーブの冠ではあなたやあなたの大切な方々の思い出や感謝の想いを残すお手伝いをさせていただきます。
「自分史を作ってみたい」「プレゼントしてみたい」などありましたら、お気軽にお問い合わせください。