自分史制作に興味がある方もいらっしゃるかと思います。
ですが、自分史を作る上でどのようなことに注意したら良いのかわからず、制作事体を迷われている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は「自分史を作るための10のルール」をご紹介します。
■自分史を作るための10のルール
ルールは以下の通りです。
1.目的を明確にする
自分史を作る理由を明確にさせましょう。
- 家族に思いを伝えるため
- 自己分析のツールとして
- 未来への参考にするため(*企業など、後継者に向けて) など
目的がはっきりしていると作っていく上で内容のブレが少なくなります。
2.ターゲットを意識する
誰に向けて作るのかを考えてみましょう。
- ご家族に向けて
- ご友人に向けて
- 会社の同僚や後継者のために など
あなたの作った自分史の読者は誰なのか、誰に読んでもらいたいのかを意識することで載せる内容や表現方法などの方向性を決められます。
3.時系列を整理する
自分史制作には時系列がとても有効です。
生まれた時から現在までの生い立ちを時系列にしてまとめることで、抜けや漏れが少ない状態であなたのエピソードを集めることができます。
また、時系列以外に、年表形式にまとめることも、年代と比較できるため、とても便利です。
4.自分に正直でいること
自分史はこれまでのあなたの成長の証し、軌跡です。あなたのマイナスの感情や失敗したことも含め、現在のあなたがここに居ます。
正直に書くことで、読者から共感を呼びます。過度な脚色や事実を隠すようなエピソードは避けましょう。
但し、どうしても「このことは載せたくない」というエピソードは無理に載せる必要は決してありません。
5.テーマ設定をする
あなたの生い立ち全てを書くことも自分史制作では読み応えのあるものになるでしょう。
しかし、全てを書くとなるとエピソードが膨大になりがちです。特定のテーマに絞り、制作することもおすすめです。
- 仕事について
- 家族との歴史
- 自分が没頭している趣味 など
6.写真や資料を活用する
自分史は文章だけでなく、写真や資料などを加えることで、より具体的で読みやすい1冊に仕上げられます。
ご自宅にある古いアルバムや大切な方からもらった手紙、お子さんとの思い出の品などの宝の山を探してみてください。
7.ポジティブな視点で
人生は楽しいことばかりではなく、辛いことや苦しいこともあると思います。
その経験をどのように乗り越えたのか、そこから得た学びに焦点を当ててみると、読者も明るい気持ちで読み進めることができます。
8.読みやすさを意識する
1つのエピソードは長文になりすぎないように気をつけてください。
長すぎてしまうと、ご家族が読者であっても途中で見ることをやめてしまうかもしれません。読み手の読みやすさも意識しましょう。
9.第三者の視点を入れる
制作過程でご家族やご友人などに感想をもらうことも大切です。
第三者の視点を取り入れることで、忘れていたエピソードや記憶違いのエピソードなど、改善点がみつかることもあります。
10.仕上がりはゆっくりで
自分史の制作は急がずゆっくりと進めていきましょう。
急いでしまうと、仕上がった際に「あのエピソードを入れ忘れてしまった‥」など、抜けや漏れが生じることも。
何度も見直し、作ってよかったと思える1冊に仕上げていきましょう。
■なぜルールが必要なのか
自分史を制作するうえで、なぜルールが必要なのか。
その理由は以下の通りです。
- 方向性を明確にする
- 時間と労力の節約
- 一貫性を保つ
- 質を向上させる
- 完成しやすくする
- 読者が読みやすくなる など
自分史制作は、生まれた時から現在までの膨大なエピソードの積み重ねから出来ています。
方向性を明確し、一貫性を保つことで、書くべきこと、優先順位が決まります。一貫性が保てると時間と労力の節約に繋がるだけでなく、まとまった内容は読者にとって読みやすく、説得力のある1冊に仕上げることも可能です。
自分史は文章のみの記録ではありません。内容を工夫することで、読み手に感動や学びを与えるものにもなります。
■まとめ
自分史、生まれた時から現在までの膨大なエピソードの積み重ねから出来上がる1冊です。
文章だけでなく写真、ご家族やご友人などの大切な方々との思い出の品を共に載せることで読者にとって読み進めやすいものを意識しましょう。
自分史制作には時間と労力がかかります。ですが、苦労した分、あなたにとっても、読者になる方にとっても思い入れのある1冊になるかもしれません。
オリーブの冠では、あなたや大切な方々の思い出、そして感謝の気持ちを形に残すお手伝いをいたします。
「自分史を作りたい」「大切な人への贈り物として残したい」といったご希望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。